災害で活躍する看護師に憧れて
日本は様々な災害に襲われる事が多い国だといわれていますが、災害が起こったときに活躍する看護師さんというのは本当に素晴らしいと思い、私が看護師を目指すきっかけになりました。特に災害が起きてしまった場合には、怪我をしている患者さんなどが非常に多く、ナーバスになっている人も多いので、看護師に対して、すごくひどい言葉を浴びせたり、看護師の言うことをしっかりと聞かないような患者も多いのですが、そういった患者でも、誠心誠意を尽くして懸命に接ししている看護師というのは素晴らしいと思います。
実際に私が看護師になってからはまだ災害の現場に出かけるようなことはありませんが、いつかその場面に遭遇した時にはできるだけ多くの患者さんを救いたいと思っています。極端な話、テレビで放送されているだけではなく他のところで本当に苦しい思いをしている患者さんも沢山いるし、看護を受けたくても受けることができないような患者さんもいます。そういった真実を世の中の皆さんに知ってもらいたいという思いもありますし、人手不足だと言われている職業の中でもより多くの患者さんを救うために活躍したいと思っています。
現場での緊張感が違う
病院で働いていても緊張感を持っているものですが、やはり災害の現場などというのは看護師にもリスクがありますので、緊張感が全く違うと言われています。私は実際に災害の現場に出向いていた看護師から様々な話を聞いている中でそのように思っているのですが、自分自身にもリスクがあると分かっていながら多くの患者さんを救うため、足を運んでいる看護師というのは本当に看護師の鏡だと思っています。災害が起きてしまった時にはひどいケースになれば自宅や家族を失ってしまう患者さんもいると思いますが、そういった患者さんに対しても看護師がどのように接していくかによって、患者さんを救うことができるのかどうかも変わってくると思っているので、自分の家族と同じように接していきたいと考えています。
実際に現場に出向いていくことがあれば病院で働いている気持ちとは全く違うと思うし、もちろん現場そのものも病院とはまったく違っていると思うので覚悟は必要ですが、その時こそ看護師が本領発揮して自分の身を投げ打つ覚悟で仕事をしなければならないと思っています。私自身が看護師を目指したきっかけは災害の現場で働く看護師への憧れでしたが、少しでも多くの人が私と同じように看護師を目指してくれることを祈っています。